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の作業場、それかられんがの壁、これは古いメインゲートのところの壁、これは保存するということ。それから、南側のドライ・ドック、これも保存するということ。それから、ピパビカに面した波止場のところを保存するということです。こうした歴史的な要素を持った部分は、若干変わりましたけれども、非常に美的な景観を持つものだというふうに認識されています。
アーカーブリゲの都市開発でありますけれども、3段階の形で建設されました。第1段階は1984年、そして完成は86年の夏であります。5万平方メートルの床面積、それがこの赤いところです。これが第1期工事の部分です。それから、第2期工事、オレンジカラーで塗っているところですが、これが1989年9月に完成しております。これが最大のところになりまして、11万平方メートル、そして駐車場や幾つかの街路、あるいはお祭り広場などがあります。お祭り広場は4,800平方メートルです。それから、第3期、これは黄色のところですけれども、1991年に完成しまして、2万平方メートルの建物があります。
(S9)アーカーブリゲ開発の主要な特徴から考えますと、この開発されたエリアの規模は全体で5万8,000平方メートル、そしてそのうちの半分は地上に出ております。すなわち、18万平方メートルです。その結果、全体的な利用された容積面積は300%となります。そして、まず8万1,000平方メートルのオフィススペース、これが全体の45%を占めます。その結果、アーカーブリゲには5,000の雇用が満たされました。また、3万9,OOO平方メートルの居住区、これが全体の22%。そして、319のアパートがあり、350世帯が住んでいます。また、1万8,000平方メートルのショッピングエリア、これが全体の10%。店の数は60であります。そして、5,000平方メートルのレストランエリア、これが全体の3%。その中でレストランの数は35でありまして、座席数は2,500です。そして4,000平方メートルの文化的なファンクション、これが全体の2%、これは映画館に劇場、そして演劇学校があります。そのほかのエリアは、地上では共有エリアと、それから技術的な形で使われています。そして、地下は1,800台収容の駐車場、それからハーバー、これは私用のボートが100台係留できます。民間投資に関しては正確な数字はわかりませんけれども、しかし大体の予測として25億クローネぐらいと言われています。これは米ドルに直しますと3億8,000万ドルになります。
(S10)このピパビカにおきます開発で重要であったのは、交通に関してどういった形の解決策が提供できるか、そしてピパビカにおけるフィヨルドと町の間の関連性というものをどうやって見出せるかということであります。そして、市庁舎に関しては1930年代のイメージを維持するということでありました。これは自動車と電車のトンネルでありますが、本日は詳細をお話しする時間がありません。公共投資は大体12億クローネであります。そして、部分的にはオスロの高速道路システムの形でファイナンスされております。この地下のモーターウエーシステムは1994年に完成しております。また、レクリ

 

 

 

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